音楽の波動

どうも、もーりーです。
スタジオに着いた時なんだか不思議な気持ちになっていました。
たった10分の出来事だというのにまさかの急展開。
たかがタクシーでスタジオに行ったというだけなのに・・・。

さかのぼること一週間前。
スタジオに行くのにタクシーを拾いました。
そのタクシーの運転手が僕の楽器を見て音楽トークをしてきました。
運ちゃんは60歳近い年齢で、ウッドストックはリアルタイムだったらしく、当時の音楽といえばジミヘンやジャニスジョプリンやジョンレノンがどうだったとか。
当時は社会情勢も相まって色んな楽曲が発表され、今や彼らは伝説の人々です。
「君達の世代から見ても伝説かい?」と聞かれたので「伝説ですね。ただ今の世代のミュージシャンが後に伝説になるというのは難しいかもしれないです」と答えると、「そんなことはないと思うよ」と。

〜以下運ちゃんの主張〜
音というのは空気を振動させて伝えるが、波動を持った音というものが存在していて、今後のミュージシャンが人よりも抜きん出るのはその波動ってやつを持った音を出せるか出せないかがポイントである。
必ずしも耳に聞こえるもの、目に見えるものが全てではない。
世の中、色んな既成概念が渦巻いていて、そいういったものがわからなくなりやすい環境になっている。
だからこそ柔軟な感覚を持って欲しい。


波動って・・・?
オーラ?グルーブ?
正直、何のことをいっているのかわからなかったです。

ジョンレノンの歌(ジェラシー?)を口笛で吹きながら、ご機嫌な様子で、「この曲知ってますか?」と。
「私、この曲好きでして。嫉妬がテーマの曲なんですけど」
「嫉妬といえば、うちの犬(オス)が妻にしっぽ振るんですわ。そんな時は、『わしの嫁に向かって何してんねん!』て怒るんです。」
「このネタ使えるでしょ。(笑)」
たいして笑えないけど、笑っておきました。

音楽は大好きで、趣味で笛(リコーダー?)を吹いているらしく、ちくわを食べる時でも吹きたくなるぐらいとのこと。
でも最近はリウマチをわずらい、発作が起こると痛くて大変で、だからといって薬は嫌いなのでめっちゃ痛いけど我慢してます、と。
そんな状況でも人生明るく笑って生きていかなければ意味はないと思っていて、「病気」でも「病人」にはならない気持ちが大切だと言っていました。

なんかすごいポジティブな人でした。というか変わった人でした。
この人はもしかしたらタクシードライバーの姿をした「音楽の神様」なのかもしれない、と少し思ってしまいました。
最後に「そういえばTUBEってバンドいいね。なんか元気があってにぎやかで。ああいうの好きですわ。ぜひ良い音楽を作って下さい。」と。
ちょうど最近、作曲していた時期なのでこれは神様のお告げかもしれませんね。
最近忙しくてネガティブ傾向になっていた僕を救ってくれました。

ということで、神様イチオシのバンドはTUBEだそですので、みさなんもぜひ聴いてみて下さい